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 位相についてのお断り     検出測定器を用いないで位相を合わせる方法  
            楽器の位相が変化する原因 ライブなどでの位相変化原
         ●ステージにおける位相の影響のイメージ(基本的な構成のイメージ)
    
かんたんな位相の説明  (当社が提案する位相をかんたんに説明したページです)
 
  ● 本説明についてのお断り

本解説は現在の音楽形態を
否定するものではありません。あくまでライブなどで活動するバンドのステージなどでの演奏の一層の向上のため各パートの 音の位相を管理し認識した上で演奏することにより自分たちが伝えたいメッセージがより一層観客伝わるようにとの考えから発生したものです。 位相を認識した上で逆位相だから変更するのではなくより音楽性の向上やアンサンブルの質の向上にお役立ていただけるようにとの提案です。電気を使 ってアシストする現代の音楽形態によりマッチした音造りが行えると確信しております。

◆ 楽器相互の音波(音
)位相(PHASE)の影響,音の正、逆位相基準などについて
音の位相とは他の音との相対的な関係の時に発生する音の状態をいいます。単独での影響は普通は考えません。 音は相互に干渉、影響をを与えるためバンド内での音の組み合わせによっては演奏自体に悪い作用を、影響を与えてしまいます。演奏時に適切でない 音の位相の組み合わせではバンドの楽器同士で現在流行している携帯用ヘッドホンプレイヤー等の装備している騒音キャンセル機能と同様な作用が起 き大事な音が消えたり変化して想像している音とは懸け離れた状態で演奏していることになってしまいます。 本説明での音(音波)の位相とは下記を基本条件として正位相逆位相として説明しています。(ビートの基本バスドラムの音を基準としています。)

正位相とは..
 バスドラムの様に最初の発音時において音波(音の波)の進行方向が最初に前に進む状態を
正位相と定義しています。 バスドラムの正面 で観賞する人の位置で聞く音を基準として発音体より発せられる最初の音が観客に達する音( 音波)を正位相の音としています。

逆位相とは
 最初の発音時において観賞する人の位置から遠ざかる音の事を指します。電気楽器類においては出力ジャックよりの信号が発音時に最初 にプラス方向の電圧側に振れるものを
正位相逆にマイナス側に振れるものを逆位相楽器としています。  当社では位相問題に対し音の位相が人間の耳によらないで検出できる音波位相検出器を販売しておりますが本説明は検出機器を用いず耳で位相を適切 に合わせる方法です。本説明では電気ベース,ギターでの説明ですが電気楽器やキーボード類等も同じ手順で位相合わせを行うことができます。 本説明に使用している機器はアンサンブル状態のように複数の楽器間で発生する音波同士による位相による干渉等の問題を解消し楽器の持つ本来あるべ き音を,姿を再現させるために開発いたしました位相切替機能を搭載した当社の機器類全般についての位相検出、位相確認の方法を説明しています。
 

−−−−−◆ 検出方法 ◆−−−−−

●ベースからアンプの間に
位相切替器の付いた機器を挿入しスピーカーから音が出る状態にします。この時の音量はあまり大きすぎないようにしてく ださい。バスドラムをキックする音量と同じ程度でバスドラムも強く踏む必要はあありません。

●次にチェックするポイントですがバスドラムの正面側でアンプとバスドラムの音が聞こえる所で行います。ギターアンプの代表格フェンダーツイン リバー等のようにスピーカーの背面側があいていて音が後ろへ出るタイプのアンプの場合後ろ側の音が壁等に反射してわかりにくいことがありますの で、このような場合はスピーカーの正面からの音がよく聞こえる所で確認します。

●ドラマーは同じテンポでバスドラムをキックしてください。これと同じテンポでベース又はギターの音を出します。音はコードではなく単音がわか り易いです。ギターの場合は低音絃の音を出します。サスティーンはあまり長くせずミュート気味の感じで音を出します。

位相の判断はこの状態で行います。
位相が合っている場合はバスドラムとベース(その他の楽器)の音が合成されより大きくきこえます。確認する 位置を少しアンプ側などへ移動しながらの確認も有効です。位相が合っていない場合の典型的な症状は相互の音が合成されずに小さくなったり、 ぬけたような音になったり、テンポをとりにくくなったり、演奏に違和感がでたりします。この時わかりづらい場合はスイッチを切り替えて確認する と気持ちがいいとか、一体感がある、音量が上がるといった受け止めかたができる方向が位相が合った状態です。
スイッチを切替硬い音になる場合と
に太くなる2通りの確認ができます。一般的に太くなる音が正位相,硬くなる音が逆位相です。ご自分のスタイルに合わせ適切に位相を切替ご使用下さ い。
ちなみにドラマーから見た自身の演奏するドラムの発音時の音の
位相は全て逆位相となります。 これは全て一度ヘッドの打面の反対側へ移動したヘッドが今度は逆にに打面側に戻ってくる音を聴くためそのぶん音波の到達が遅くなるためです。 ただドラマーの耳より上にあるシンバルだけは正位相となります。(たたいた時音がすぐに到達するため)観客側ではバスドラムはキックの瞬間直後 に観客の耳に届くためドラマーより先に音(振動)を感じることになります。(距離が近い場合)